やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

今月の俳画

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 おだやかな松の内も過ぎ、明日から北陸は雪の予想です。
いえ、すでに降りだしていますね。闇の中にちらちら白いものが見えます。
さて今月の俳画

描いたのがちょうど七草の日だったので、そのまんま、すずなすずしろほとけのざ、です。
芹でも芽を出していないかしらとちょっと外に出て、水際にかがんでみました。滑らないように傍らの木につかまったら、その幹がなんだかとても優しかったの。「ああこの木、生きているんだ』と当たり前のことですが実感しました。

 聴診器を樹皮につけると木の中の水の流れる音が聞こえるそうですが、手のひらに伝わる木の気配は、仄かに暖かく、なんて静かな生き物なんだろうと思いました。


  てのひらに幹の静けさ冬日和  おるか