やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

黄水仙のころ

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 ご無沙汰しております。
アカです。おとなりのおじーちゃんが命名してくれました。今では呼ばれたらちゃんと返事します。

 川沿いの黄水仙がさきました。日当たりがいいので、僕はいつもここでお昼寝することにしています。
ゆらゆらゆれる水仙の黄と僕の毛の色、イエローの諧調がシックでしょ?川の音を聞きながら水仙の香りにつつまれてうっとりしちゃうイケメンの僕。
 黄水仙にまどろむ美青年ったら、ちょっとブルームズベリー・グループっぽいテイストだけど、これでも僕は。けっこう古風な大和おぐななんです。
 かなり大きな白猫さんや強そうなサバトラさんが来てもテリトリーは死守するんです。一所懸命ってやつです。

 でも最近、猫の世界では男らしい男は少なくなって野良猫でも手術済みの猫が多いです。僕の一途な恋心を捧げる女の子もほとんどいません。
でもこうして太陽を浴びていると僕は幸せです。猫道とは、ただ日日の心がけ。この春のひと時をせいいっぱい堪能すること、それ以上、僕は望みません。

 黄水仙揺れて我が尾も揺れやまず人に告げざる恋の行方も  アカ