やきもの日和

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加賀の地醤油

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 大聖寺川のさくらもそろそろとなりました。その川が市内を抜けてゆったりと日本海へむかうあたりに、一軒のお醤油屋さんがあります。
 加賀の地醤油「井村醤油醸造」さんです。ここのお醤油のことは以前から一度ブログに乗せたいなと思っていたんですが、なんだかんだでつい取り紛れていました。昨日思い立って出かけて、ズーズーしく写真も取らせていただきました。
 栞を見ると創業明治四十年とあります。以来かわらず木桶天然醸造だそうです。
こじんまりした店内には様々なお醤油がならび、ひとつひとつ丁寧に説明していただきました。濃い口醤油に、松。竹、梅」とあって一番コクが強いのが松で、竹、梅、とだんだんさっぱりしていくのだそうです。「寿」というのが別格。中間の「竹」を買って見ました
 もちろん淡口しょうゆや、ひしおなどもあり、夏季限定や冬季限定など様々に工夫されているようでした。中でも刺し身専用醤油「加賀みやび」というお醤油に目が行きました。「試行錯誤の末できあがったさしみ専用醤油です!」と栞の文句も誇らかです。こちらも、とうぜん購入。

さっそくおさしみと,だし巻き卵で味を試してみました。
出汁巻きののっているのは桜と唐子の小皿、おさしみは染付「チシャ菜向付」です。ガラスの醤油さしはお名前をど忘れしてしまいましたが、加賀在住の若手のガラス作家さんの作品です。赤絵の醤油さしはもちろん拙作です。
さてお醤油のお味は、というと、「竹」はたしかにさっぱりしていました。お刺身醤油はこくがあるけれど強すぎるわけではない、綺麗なお味で美味しかったです。
関東のお醤油とはちがう繊細な味わいでした。微妙~に甘味がある感じですが、それが北陸の風土と食材には合うのじゃないかしら。これで、寒鰤食べたいな。

ほかに、お味噌や「もろ味」も買えるんですね。こんどためしてみよう。

加賀地醤油は地方発送もしているそうです。電話番号を載せてもいいか、伺ってこなかったのでここには書きませんが、加賀市の井村醤油醸造さんです。