やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

雨かんむり

こんな寒さの中に咲く冬薔薇。健気すぎる

 

 冷たい雨が降っていました。「雪にはならなかったのだな」と思いながらも窯詰め作業が億劫で、とりかかれずにいましたら、庇を打つ音が変わって、沛然と霰。

 飛び跳ねる粒がかなり大きい。霰と雹の違いって5ミリ以上か以下か、でわけられるようですので、「これはもう雹かな」とおもっているうちに、一旦小止みになって、今度は霙。

一時間もしない間に、雨かんむり、のオンパレードです。もちろんベランダの向うの川には今朝ほど川霧が。

早く春霞が見たい。

重そうな雲間から、つかの間光が零れてきました。シルバーライニング。

 

ちちたたと雷のちかづく霜の薔薇   おるか