やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

蠟梅

午前中は、風花が舞っていました。大地震からまる一週間、風花は地面に吸い込まれるように消えて行きました。

晴れ間に外に出てみると、蠟梅が莟をつけていました。紅葉や招霊木の枯れ枝が、地震で落ちたのでしょう、絡まっていますが、明るい黄色がかわいい。

もの言わぬ植物も、もちろん驚いたことでしょうが、こうして莟をはぐくんでいる。「国破れて山河在り」というか、必ず春は来るのだと、思わせてくれます。

仕事しよう。

 

  手仕事に護らるる日々霜の声   おるか