紫陽花の花頸は、意外にごつい。葉っぱも大きくて面白みがないので思うさま切り落とす。来年の花のためとはいえ、首だけを切って大皿に盛り上げる。凄惨な眺めのはずである。しかし美しい。 もともとあった場所の調和の世界から切り取られ、断片として異界に…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。