やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

スイカ

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西瓜の涼しい赤
酸いか甘いか涼しいかスイカ

お隣のバーちゃんが川で冷やしておいてくれたスイカです。こんなにたくさん。
大皿に盛ってしばらくみとれます。いい赤だなぁ。
染付の大皿は変化した市松模様というか、幾何学文様ですが、けっこう使い映えします。

写真奥の二客の鉢は手前が、「工房あめつち」さんのもの。奥は随分以前に作った拙作で、越前の土や実験に使って残ったものを混ぜた土で平茶碗風にしたものです。
あめつちさんの平鉢の見込みはとても柔らかな雰囲気でこれに今年のお月見団子を盛ろうと思って買いました。
それから一週間ほどこうして高台を眺めています。
使い勝ってをかんがえてのことでしょう、高台やや広めです。昔風の仕上げになっていて雰囲気がありますが、みこみのやわらかさにくらべて、こころもちきちんとした感じ。
使い込む楽しみがありそうです。

高台は焼き物の見所の一つです。古染付や古赤絵の高台の、酒酒落落の風情は、子供の頃から工業製品に囲まれて育った者には、なかなかまねのできないものがあります。
わざと下手っぽく作るのもあざといですが、まるで旋盤でけずりだしたようなのも硬くて面白くない。
ほどほどに打ち崩す、その、ほど加減がむずかしいですね。

  高台にあれこれ言うて西瓜かな  おるか