やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

新蕎麦を食べに行く

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 山中温泉から峠を越えて福井県に入ってすぐのところ。霧籠もる谷間に国指定重要文化財千古の家と庭園があります。
 門をくぐってすぐ左てで、手打ち蕎麦がいただけます。庭園も、江戸時代のものだそうですが、蓬莱石組み、三尊石など、浄土庭園の古風を伝えているようです。ともあれ由来はさておき、山間の静かな佇まいに心惹かれるものがありました。
 真っ黒に煤けた梁や股柱の太さに、この里の雪の深さが思われます。

  冬の鵙鉋目荒き股柱  おるか

 軒の低いプロポーションが落ち着いた中にかわいらしさも感じさせます。茅葺屋根の角(つの)屋が生き物のような自然な曲線を描いて、独特の魅力のある民家です。
 写真では切れてしまいましたが、角屋が奥左手にもうひとつあり、主屋の破風のむくりも丸みを帯びて豪壮でいながらかわいいのです。


 さて、新蕎麦ですが、なんと!今年は天候不順で、まだだったのでした!
月末にリヴェンジを決意して戻りました。