やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

水の中の粘土

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台風が過ぎてからというもの、気温は今日などかなり暑いですが、どことなく風が秋みたいです。
蝉も声を振り絞って鳴いています。

乾燥して硬くなった粘土を水につけて柔らかくしています。
充分柔らかくなった所で好みの硬さに練りあげて使います。

冬は手が凍るように冷たく、辛いですが、夏はまた別の問題が。

匂いです。水に漬けておくとどうしても溝のような匂いがしてきます。
勿論1300度に焼成してしまえばカビなどなくなってしまいますから、実質的には何の問題でもないんですが、作業中は臭い!
かといって水から出せば、この暑さで表面だけすぐ乾いてしまう。「臭いよ~」と言い言い作業です。


  水底に眠る陶石はつあらし   おるか

美化してます。初嵐(はつあらし)は秋に入って始めて吹く強風のこと。