やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

忙中閑あり 加賀のお菓子

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 加賀のお菓子司「福文」の「はるけしき」をいただきました。
写真では、このお菓子のなんともいえない淡い桜色と春雨に遠く煙る柳のような薄緑が、うまく写っていません。残念。

 口に含めば、ほのかに甘くすこしモチモチとしながらはかなく溶けて、これといった味があるともおぼえず、ただふんわりと優しいものがひととき口中にひろがって行くばかり。

 気になるところのまったくないさりげなさ。うーむ、至芸!という感じ。。
エレガンスとはさりげなさと見つけたり。ルネッサンスの宮廷人カスティリオーネ乾隆帝の宮廷画家カスティリオーネと血縁関係があるのかどうかは知りません)もそんなことを書いていました。
これ見よがしのゴージャスさや技のひけらかしなど、エレガンスからは程遠いものですわね!!と、私が言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえないか。

 世の中は連休だそうですが、私は今日も夜までお仕事。合間に鶯を聞きながら一人のお茶です。忙中閑あり。この谷の鶯、すっかり名歌手に成長したなー。