また雪がふりました。寒い寒い。如月は重ね着をするという意の衣更着から来ているといいますが、実感ですね。
それにしても素地が乾かない。轆轤でひいて削れるようになるのにも時間がかかるし、仕上げた後、素焼きするにもちゃんと乾いていないといけないので、仕事がまったく進みません。
この寒空に扇風機をかけて乾かしています。
寒いよーッ!
寒さの鬼よ外行ってくれーっ!鬼は外ー!鬼は外ーっ!
棚の器たち、写真では、大分乾いているように見えるでしょう?でも高台のあたりはまだ湿気があるんです。お尻が青い、といいます。
それでも、この仕事場になってから、まだ轆轤でひいた物が凍ったことはありません。
昔の人のお話では、絵付けをしている筆の先が凍った、というすごいこともあったとか。家のたてつけも良くなって、ましになったのでしょうね。我慢せねば。
ひたすら春を待つのみ。
山を出る水うつくしき二月かな おるか