やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

九谷焼美術館茶房で「涼味」展

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 図書館の帰り道、九谷焼美術館の茶房「古九谷」によりました。

5月29日から7月15日まで「涼味」と銘打って染付など涼しげな器をあつめた展示会をしています。大きい鉢なども出品しています。

花瓶に大山蓮華がいけてありました。ひさしぶりにあえて嬉しい花でした。
 良い香りのお茶をいただきながら、借り出した本をちょっとだけ読むのが私のひそかな楽しみなんです。今日借りたのはミルチャ・エリアーデ著「迷宮の試練」など。碩学の言葉は意外にも軽やかでワクワク。もう一冊は辻井喬著「自伝詩のためのエスキース」こちらは思わず胸に手を置いてしまうような、ちょっと痛くて、しんとしずかな詩篇です。

 目をあげると美術館のまわりの山法師やエゴの白い花々が、雲間からの薄い日をあびてゆれていました。
 ついでながら、花瓶の脇のメニューのディンブラ。わたしはこのお茶の水出しが大好きなんです。

お知らせついでに、

7月2日~22日まで東急渋谷本店で夏の器展をします。

ほぼ同じ時期にそれほど大きなものではないとはいえ二つ展示会するのは、かなりきつい。今夜はこれから素焼きしながら荷造り、ゼーゼー。