やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

絵変わり

イメージ 1

 私は、下書きを描いてそれを写すことはしません。いつもぶっつけで描きます。そうしないと、どうしても絵に元気がなくなるような気がするからです。当然どの絵もそれぞれちがってきます。
 だから一枚一枚違う絵変わりを描くのは好きなほうです。八十個ほどの魚の箸置きを全て違う意匠にしたこともあります。作るのはとても楽しいです。

 ただ、実際の場面では困ることもあります。染付の場合、釉薬をかけてしまうとみんな真っ白で、どれがどれだかわからなくなってしまいます。または、お店に並んだ中の一枚だけ売れてしまって補充してくれといわれたときなど。新しいものを描けば良い訳ですが、残っているものとよく似た物になってしまうとつまりません。やはり他の絵全てをチェックしなければならなくなります。つまり管理が大変なんですね。
 それでも絵変わりを一つ一つ揃えてゆくのは楽しいですしね。
次はどんな絵変わりをつくろうかなとかんがえています。