菖蒲湯の香り
菖蒲の青々とした剣のようなお姿を見れば、邪気を祓うといういわれも、おのずから納得!って感じです。
どうも風邪ぎみなので、今夜は菖蒲湯で無病息災を祈念いたしましょう。
山城温泉も菖蒲湯祭りのころかな。
祭りを知らせる昼の花火の音も、なんとなくいいですよね。
さて葉書俳句その2
笠井亞子さんの5句「びっしり」という題がついています。
大福にびっしりひとつぶの苺 亞子
ああ、それはおどろきますね。巨大な苺が一つって。
大福のようなプニュプニュしたものに「ずっしり」でも「みっちり」でもなく「びっしり」なところに作者の驚きがつたわってきます。よほどぴたっとおさまっていたのでしょうね。職人技?!
蝙蝠や雲の残れる夜の川 亞子
都会の川でしょうね。塵や芥を浮かべて流れ去る川に、夜の雲だけが流れ残っている。映っている。詩的です。
蝙蝠も見かけなくなりました。飛び方が妖しいですよね蝙蝠って。
きっと蝙蝠は今は都会のほうに居るのかもしれませんね。ゴッサム・シティーとか。