先日来の雪もようやく一段落して、今日は日差しが部屋の奥まで届いています。
家の前の川は雪解けのせいか茶色に濁ってスゴイ勢いです。その色を見て「これがミルクティーだったらどんなにいいだろう」とばかなことをかんがえる。
上絵を窯から出しました。
紅梅の赤が、きれいにあがって嬉しい。柘榴の豆皿はやや渋くなったか。
私の赤は、白玉という,艶を出すためのガラス成分を、古式にのっとり、ひかえております、ので、焼きあがってから軽くサンドペーパーをかけます。冬の日を浴びながら一つ一つ手に取って,磨いてやる。何となく幸せな時間です。
紅梅を描きて紅梅待つこころ おるか
それなら、「ぼうたんを描きて牡丹を待つこころ」でも「紅椿描きて椿待つこころ」でも何でもいいだろうと言われてしまいますでしょうね。
そのとおりです。こういう句は、ひとさまにお見せするようなものではない、自分だけの憶えに日記に書いておけばよい句でしょう。お目汚しでございました。