やきもの日和

やきものを作ったり俳句を作ったり

#俳句、川柳

金沢のお菓子

このブログでも何回かご紹介させていただいた、すてきな茶籠を御作りになる方が、今日は久しぶりに、この山里まできてくださいました。 茶籠新作を拝見しました。来年の個展に向けて、着々と作業を進めていらっしゃるご様子です。すごい。 そして、毎度のこ…

山菜シーズン

うるわしの五月 山々の緑の美しさはどう表現シテも言葉がたりません。 その翠の山から摘んできたばかりの山菜をいただきました。 蕗とぜんまいですね。薇はしたごしらえに時間がかかるので摘んだばかりではないかも。 有難う大自然。ありがとう、お隣のおば…

夏井いつきさん in 山中温泉

テレヴィで人気の俳人夏井いつきさん、昨夜は山中温泉で句会ライヴをなさいました。とってもたのしかったです。 明るくはっきりした口説で、あるときは辛口、あるときは親しく、人を逸らさない語り口はみずぎわだったものがありました。 写真一枚目は山中温…

一輪草が咲きました。

日当たりの良い川辺に真っ白な一輪草がさきました。 毎年、他の花に先がけて、季節の変ったことをを知らせてくれる春のことぶれ。 襞襟のように広がる葉の真ん中から細い花首を掲げた姿が、可憐です。 雪の下でひっそり身支度を整えていたんですね。 紫の一…

句集「ひょんの笛」

写真、句集右側の、おもしろいかたちのモノ達が、ひょんの笛です。 小さいのは,さる方が、金澤の公園だったかどこかでお拾いになったというもの。 大きめのが,ひょんの笛普及会会長の呼び声も高い、俳人深津健司氏が御手ずから磨かれた、ひょんの笛です。 …

今日は句会

月に一度、加賀の俳人の皆様と句会をしています。 四、五人の集まりなので、全員に都合の良い日がなかなかなくて、不定期です。 今日は久しぶりで、打ち揃って句会です。 とっても美味しいクッキーをいただいたので、丁度良かった。 連中の皆様の笑顔が見え…

名残の裏へ、そして満尾

山中温泉芭蕉の館での歌仙もいよいよおわりがみえてきました。 この三月、北陸は新幹線の金澤発着でうかれさわぎました。そんな2015年の三月ならではと、いうことで 名残の表9句目は うきうきと新幹線の話など 中江 フレアスカート風におどるよ 紺谷 1…

今月の俳画

寒い寒いといっているうちに今年も、はや15日が過ぎてしまいました。 俳画を描きました。 市内、動橋町の加賀棒茶ギャラリー実生さんに持ってゆきます。 なんだか去年もこんな風な絵を描いたような気がして不安です。 句は、あいかわらず拙速を尊んでしま…

12月の連句会

山中温泉の芭蕉の館での連句会。週末の大雪で足もとのお悪い中、5人の連衆が集まりました。 これぞ、風狂の友と申せましょう! 写真のように雪深い景色です。 さて今回は、 先月ついに初折の花の定座まで進み、 花吹雪団十郎になりきって 上出 という 歌舞…

十一月の連句会 花の定座まで

冷たい雨が降る中11月の連句の会はいよいよ初裏の終りへ、「花の定座」へとむかいます。 芭蕉の館のお庭の紅葉は散りゆくまぎわのあやうい美しさでした。 先月は初裏の6句目の冬の短句から無季の無常感あふれる一句の後、 月の句まででした。作者名が間違…

芭蕉の館連句会十月

初夏に始まった連句の会ももう十月。今日は初裏六句めからです。 私が勘違いしてしまって、申し訳なかったんですが、先月の 初霰踏みし仕草も幼めき 紺屋 の句に続けてもう一つ冬の短句をおねがいしました。今回はあらたにご参加くださった方もいらして句数…

九月の連句

秋めいてまいりました。連句の会も回を重ねるたびに連中の皆様の実力に感じ入るしだいです。 今回は、会場が秋のイベントで忙しく、今日、19日金曜日となりました。 さて、青葉闇の巻」もいよいよ初裏の第三句目。 先月は 黄昏の欅並木に鵯群れて 笠原 マ…

歌仙 初表進行中

山中、芭蕉の館での連句会も、三回目。今回から日程が第三月曜日のお昼1時半からとなりました。 芭蕉の館の玄関脇には、もう秋明菊が咲いていました。 部屋から眺めるお庭もきれい。 、先回までは、 発句 山中や湯の香かわらぬ青葉闇 橋本 脇 古き館に集う…

連句の会はじめました。

五月から連句の会をはじめました。 加賀の山中温泉、「芭蕉の館」で。 山中温泉は芭蕉も奥の細道の旅の途中で立ち寄った、歴史ある名湯の一つです。 鶴仙渓の流れに沿って旅館が並び、いかにも山深い佇まいです。 緑の中を通り雨がきらきら光るときなどは、…

はがき俳句9号その2

菖蒲湯の香り 菖蒲の青々とした剣のようなお姿を見れば、邪気を祓うといういわれも、おのずから納得!って感じです。 どうも風邪ぎみなので、今夜は菖蒲湯で無病息災を祈念いたしましょう。 山城温泉も菖蒲湯祭りのころかな。 祭りを知らせる昼の花火の音も、…

ハガキ俳句第9号

ガタンとポストに音がして、今日の郵便が届きました。 その中にカラフルがハガキが! お久しぶりのはがき俳句です。切手は蛍でした。粋ですね。こんな切手あるのね。 西原天気さんの 「さなかに」と題のついた5句から。 手に指がならんでをりぬ日雷 天気 雷…

連句ことはじめ

今月から、連句の会をすることになりました。 山中温泉の芭蕉の館という風情ある建物で、次の金曜日16日 夜7時半からです。 芭蕉が加賀の山中温泉に奥の細道の途中に立ち寄ったのは、元禄2年(1689)の秋。 山中で、北枝、曾良、と歌仙を巻き、途中…

今日は句会

月に一度、月曜日に、近くの句友が集って句会をします。 準備といっても、なにもしません。部屋のお掃除は日曜日にしたからいいことにして、せめて花でもと庭に出たら、今朝は真っ白に雪が積っていてびっくりしました。ようやく見つけたクロッカスと菊咲きい…

ご挨拶

四月になりました。花咲き鳥は歌う楽しい季節なのに花粉症。まったく「四月は一番無情な月」ですわ。 先日いつも詩集を送ってくださる方から、セキュリティをきつくしたらホームページ(うつわ歳時記)が見られなくなったとご連絡いただきました。それで、こ…

落葉松

村はずれで拾った落葉松の枝 小さな薔薇の形の松ぽっくりをいっぱいにつけていてかわいい。 落葉松 北原白秋 からまつの林を過ぎて からまつをしみじみと見き。 からまつはさびしかりけり。 たびゆくはさびしかりけり。 からまつの林を出でて、 からまつの林…

那谷寺の冬紅葉

久しぶりに晴れ間がみえたので、ちかくの那谷寺へ冬の紅葉を見に行きました。 末枯れた風情が渋い、ともいえる。 「奥の細道」にも 石山の石より白し秋の風 芭蕉 と詠まれた景勝地です。写真では時雨に濡れてちょっと灰色っぽいですが普段はもっと白く輝いて…

俳画です

ちょっとお恥ずかしいけどお見せしますね。こんな感じです。俳画といっても器の下敷き用なので。 俳句は以前作った句を使いました。午後からは荷造りしなくちゃならなかったので考える暇がなかったんです。

露草とミニ盆景

土曜日の朝。露草の青があまりきれいだったので、遊んでみました。 かえるべもなきいにしへの そは露草の花の色 はるかなるものみな青し (後略) 三好達治 ほんとうに露草の花の色ははるかなものの色だなぁ。 午後には不機嫌な紺色の珠になってしおれてしま…

紫陽花の道

今日は夏至。空はまったくラピスラズリです。あまり素晴らしいお天気だったのでひさしぶりで山道を散歩しました。 杉木立の下は額紫陽花の花盛りでした。 道のところどころ、アブラギリの花が散っています。とても静かです。 枝の間の空は太古さながらに深く…

今日の花  朴の花

今年も朴の花が咲きました。 山道を歩くと風に乗ってなんともいえない高貴な香りが漂ってきます。何かしらと見上げれば向こうの山の朴の花。 谷を越えて届くほど強烈なのに、涼しくゆかしくその底に悲しみさえ秘めた香り。 先夜、仕事を終えた五月闇のふかさ…