北陸もソメイヨシノは満開になりました。美術館の前の公園の、橋の上からの眺めです。屋根の付いた橋なんです。
ソメイヨシノのいかにもその下に死体の埋まっていそうな、狂ったような咲きぶりも嫌いじゃないけれど。
あまりどこでもこればかりで、多少変化もほしいですよね。太白見たいな~。
そして、我が家の枝垂れ桜と辛夷。枝垂れ桜はまだ満開には間がありますが、やや花が乏しいみたいです。花が終わったらお礼をしなきゃ。
ろんろんと回る蹴轆轤花の昼 おるか
この季節の愉しみ。花を眺めながらのランチ。どうってこともないパスタとサラダですが。仕事机で、いただきまーす。
小鳥が花を揺らしてる。山雀かな。あと何回この木の花を眺められるのかな。「時よ止まれ」、おまえは、あまりにうつくしい。」一期一会なんて言葉も、若い時から知ってたしわかってるつもりだったけど、歳がゆくと、骨に沁みますね。
老桜の四手落としたるにはたづみ おるか
四手は昔は木綿(ゆう) で、いまは紙で作ってる神にささげる注連に下げるものです。桜の神木って珍しかったので。